Ken Loach監督の「わたしは、ダニエル・ブレイク」
格差と貧困、今の社会そして人の尊厳が描かれている。
主人公は、
心臓発作で仕事ができなくなった年老いた大工。
マニュアルに沿った行政の対応についていけず、
悪戦苦闘のあげく生活保護の申請は却下され追い込まれていく。
そんな中シングルマザーの一家を助けたことから交流が生まれる。
そして・・・・
一度でも道を踏み外すと、
どれだけ頑張ってもまた浮かび上がることはとても難しい今の社会。
優しさや寄り添う心はどこにいってしまったのだろう?
映画で描かれている福祉の現状はフィクションではなく現実のことだそうだ。
イギリスの現状を知るにつけ自国の事を考えさせられました。
この映画を是非お偉い方々に観てほしい。
観終わって、
相場英雄氏の「ガラパゴス」という小説を思い出しました。